貧困村出身の出稼ぎ労働者がお金を手にしたらどうなるのか

出稼ぎ労働者といわれる中国人実習生と一緒に仕事をした話です。貧困村出身の彼らが、出稼ぎに日本にきて、無事にお金を貯めて帰国できたのか。そんな話を書いています。続きをご覧ください

 

こんにちはー!ナミヘー(namihei_kakeibo)です!

料理教室というキラキラ女子が集まる場所で10年働いたあと、溶接会社で2年間事務として働いていました。
そこには、中国人やベトナム人、ブラジル人、パキスタン人、たくさんいました。

このお話は、中国技能研修生の話です。

中国の山東省の貧困農村出身のとても素直な青年たちがお金を貯める話です。

果たして日本の数ある誘惑に打ち勝ち、お金を貯めれるのでしょうか。

外国人労働者の働く環境は過酷なのか


私は、愛知県に住んでいます。

愛知県という土地柄、外国人労働者はたくさんいます。スーパーでもよく見かけるし、日本人にすれ違うより、外国人にすれ違うほうが多い地域に住んでいます。

安い賃金で働かされていると思われている彼らですが、実際は最低賃金額はきちんと守られたもとで働いています。

世間で問題になっているのは、外国人実習生の過酷な労働、不当な扱い、給料の未払いなどですね。

私の勤めていた会社は、溶接業だったので、夏は暑い、冬は寒い、納期に追われる、仕事はつらい、という日本人からの求人が全く来ない職種でした。

 

技能実習生とはいうものの、その実態は短期の出稼ぎ労働者

技能実習生といえば、日本に技能を学びにきているように聞こえますが、その実態は短期の出稼ぎ労働者です。

3Kとよばれる、『汚い、きつい、危険』な仕事を黙々とこなしてくれていました。

日本語が不自由な彼らには、接客業につくことはできず、ただ労働をこなすことしかできなかったのです。身体は油まみれでも、つらい環境でも、実習生のため途中帰国は許されない。パスポートも取り上げられていました。

彼らは、親族から多額の借金をし、そのお金を斡旋業者に預けることで、日本へ入国して働いていました。

パスポートは取り上げられ、派遣先で日本人の求人が来ない仕事をこなしてくれていました。

彼らは、遅くまで残業もしていたので、日本人の事務職の私のお給料よりもたくさんもらっていました。
彼らのお給料は10~25万円位。年収150万~250万円ほど。

同じ仕事内容で日本人だったら、もっとお給料はもらっているでしょう。。。

中国の格差は広がるばかり

北京や上海は目覚ましい発展を遂げている。中国はお金持ちになりました。

しかし、全人口のうち、富裕層とよばれる人たちは400万人未満といわれ、経済未発展の農村部には約9憶人が暮らしています。

 

彼らは、山東省の飛行場からさらに高速で半日以上かかる農村出身でした。

住んでいるところの写真をみせてもらったけど、山と土の大自然でした。

仕事がない貧困村から名古屋にきた彼ら。
彼らは、『中国は仕事がない。お父さんもお母さんも北京に出稼ぎにいっている。家にはおばあさんと兄弟がいる。わたしが稼ぐ』という子がほとんどでした。

勉強する機会もなかった彼ら。

ただ働いてお金を稼ぐことしか知らなかった彼ら。

為替の影響で昔ほど日本で働くメリットは今はないものの、お金の稼ぎ方をしらない18歳~の若者は、斡旋業者にいわれるままに親族に借金をして、日本へ出稼ぎにきた。

彼らはいった

『中国は仕事がない。出稼ぎにいかないと仕事がない。しかし、わたしたちは田舎者はお金をたくさんもらえない。仕事を見つけたとしても、給料を払ってくれないところがたくさんある』

お金の勉強をしてこなかった彼らは誘惑が多い日本で無事お金を貯めることができるのか

さて、お金を稼ぐために日本にきた彼ら。
目標としている300万円は貯めれたのか。

貧困村からでてきた彼らには名古屋はなんでも買える魅力的な町だった。

先輩研修生から、日本での楽しいことをたくさん学んだ。

せっかく日本にきたんだから、と彼らは旅行をした。買い物も大好きだった。名駅裏のビックカメラによく行っていた。


こんな調子で、物欲に負けることなく3年間で300万円貯めれるのだろうか。

約20人ほどの中国人研修生をみてきたけど、3パターンの人間に分かれました。
世界共通なのだろうか。支配のピラミッドはここでも表れている▲▲▲

①浪費を覚えてしまってお金が貯めれなかった子
②質素倹約。先取り貯金で300万円貯めた子
③勉強して、投資して、社会の仕組みを知って600万円貯めた子

①浪費を覚えてしまってお金が貯めれなかった子

今まで貧乏だった人間が、自由に使えるお金を手にしたらどうなるだろうか

①の彼らは、買い物がやめられなかった。

お金の勉強を今までしてこなかった彼らは、先輩が教えてくれる遊びの誘惑に勝てなかった。

休日は名駅で買い物をし、夜はクラブで遊んでいた(;’∀’)若いから、遊びが楽しいのは分かる。

日本人も同様だ。

帰国時には、お金はあまり貯まっていなかった。日本で覚えた遊びが忘れられず、『またお金を稼ぎに日本に来る!』と言って、帰国していった。

②質素倹約。先取り貯金で300万円貯めた子

今まで貧乏だった人間が、自由に使えるお金を手にしたらどうなるだろうか

②の彼らは、常に質素倹約だった。

仕事も真面目に取り組んだ。休日は自転車に乗り、遠くのスーパーへ買い物に行き、翌週の昼ご飯や夜ご飯の作り置きをしていた。

しかし、日本語はあまり上達しなかった。

会社には、同じ中国人実習生が10人ほどいた。実習生の中に、日本語が得意な人が一人でもいれば、その人に聞けば仕事は進めることができる。

進んで日本語を勉強しようとはせず、日本人と付き合うこともあまりせず、実習生とばかり一緒にいた。

仕事はただこなし、お給料をもらうだけ。

お給料をもらったら、中国銀行へいき、毎月家族へ送金する。残ったお金で生活する。為替レート?なにそれ?おいしいの?毎月送金するだけだよ。

質素倹約の彼だが、たまには贅沢をした。

印象に残っているのは、『中国のおかあさんにカシミアのストールを送りたいから一緒に選んでほしい』と頼まれたことだ。純粋な素直な中国人男性は、家族思いの人が多かった。(しかし浮気はよくするのはなぜだろうか)

帰国時には、300万円以上貯めて、笑顔で帰国していった。貯めたお金で結婚して、家を買うそうだ。

③勉強して、投資して、社会の仕組みを知って600万円貯めた子


今まで貧乏だった人間が、自由に使えるお金を手にしたらどうなるだろうか

③の彼(22歳だった!ビックリ!)はもらったお給料をさらに殖やして帰国した。

彼が日本にいる間、何をしていたのか。
中国人はお喋りなので、1聞いたら10教えてくれました(笑)

彼はお金を稼ぐという気持ちが他の誰よりも強かった

彼は志が高かった。お金を稼ぐという気持ちが他の誰よりも強かった。話していてそれが伝わるくらい意志が強かった。中国人はなかなか謝らないけど、彼は謝ることを知っていた。

3年間で日本語をマスターした

配属された当初の彼は、日本語があまり得意ではなかった。

しかし、彼は必死に日本語を勉強した。
日本人にも積極的に話しかけ、会話はぐんぐん上達していった。

買い物弱者がいることを知っていた

彼は、日本で暮らす中国研修生が何に困っているかを知っていた。

そこに目を付けた。

中国人研修生は、クレジットカードは作れない(みんな作ってたけど。んで、支払いしないまま帰国していく)。中国人が大好きなiPhoneを買いたくても買えないことを知っていた。

人脈を築き上げた

彼は、人脈というルートももっていた。

日本で買いたいものがあるけど、日本語が分からないからネット通販できない中国人を相手にしていた。

また、彼は大量にAmazonで買い物をしていた。大量の荷物は会社に届くので、彼が何を買っていたのかは知っていた。彼の顧客は、日本全国津々浦々だった。いや、よく全国から顧客見つけてきたな(尊敬)ネット社会万歳!

真面目に働き、会社からの信頼を得た

また、彼は普段から真面目に働き、会社の信頼を得て、社長に交渉し、実習期間中にもかかわらず1週間帰国するときがあった。
彼は、中国に帰国している間にあることをしていた。

さて、彼がお金を殖やした方法とは?

彼がお金を殖やした方法は
正攻法

1.真面目に働いて時給UPを交渉した

2.日本語まじめに勉強することで(けっこうこれやらない実習生多い)、教育係、通訳係の手当てをもらっていた

3.日本にいる間に人脈作りをした

その他彼がやっていたこと

4.日本語がわからなくて買い物できなくて困ってる中国人に代わりに買い物をして、手数料をとっていた

5.中国で人気のある日本製品を購入し、築いた人脈で中国に送り高値で売って利益を得ていた

6.一時帰国した際に、不動産を購入し、不動産投資をしていた

7.為替のタイミングで外貨の両替をしていた

だった。

1.真面目に働き、年収アップ

2.自身のスキルアップ

3.視野を広げ、知らない世界を見る

さえ、できない人はたくさんいます。

給料さえもらえればいい、とスキルアップすることさえ諦めた人が多い中、彼は日本語をまじめに勉強して、会社で賃金UPを交渉し、さらに休みの日は積極的に人脈作りに精を出していました。

その土台があったからこそ、4.5.6.7が出来たんだなと思います。

4.物販と流通

5.せどり

6.不動産投資

7.外貨両替

果たして4.5.6.7は悪いことなのか

世の中は4.5.6.7で成り立っています
それに気づく人と気づかない人がいるだけです

彼は、ずる賢くもあり優秀でした。
日本人と中国人研修生の揉め事の仲介をよくやってくれました。

彼の義理の弟に帰国後の彼のことをきいたら、ウェディングドレスレンタル会社を立上げ、倒産し、今度はトラックレンタルの会社をまた立上げたそうです。

どうやら彼には会社経営のスキルはなかった模様。。。トラックレンタル会社のご繁栄をお祈り申し上げます!

 

貧困村出身の出稼ぎ労働者がお金を手にしたらどうなるのか、まとめ

日本にきたばかりのころは日本語がわからなかった中国人でも、努力と強い意志があれば、3年で600万円貯められる!
再度繰り返します

①浪費を覚えてしまって貯めれなかった
②質素倹約。先取り貯金でお金を貯めた
③勉強して、社会の仕組みに気づいて資産を増やした

人はこの3パターンに当てはまります▲▲▲

①の彼らは、日本という外国で暮らす中で、同じ実習生同士でつるむことで、日本語を勉強するという学ぶことをやめてしまいました。

3Kという与えられた仕事をこなし、浪費を覚えて何も貯まらず帰国しました。

 

②の彼らは、質素倹約を続け、貯めたお金で結婚し貯めたお金で家を買い、また生きるために働いています。

しかし、日本語は身についていないので、中国でのスキルアップに繋がったのかは定かではありません。

 

③の彼は、どうでしょうか。みなさんはどう思われるでしょうか。

彼が日本にきた3年間で得たものは、

  • 日本語通訳レベルの実力
  • 人脈
  • 交渉術
  • 商売
  • せどり
  • 不動産投資
  • 世界のお金の流れ
  • チャレンジ精神

 

あなたは①②③の彼らのどれに当てはまりますか?

気になる割合は、20人見てきましたが、③に当てはまる彼は1人/20人中でした!

自分の貯金残高を教えてくれるおしゃべりな中国人もいれば、大人しい中国人もいたので、帰国時の貯金額は全員は把握できていません。

②が一番多い印象です(-ω-)/

生きるために働き続ける人ですね。

私たちも頑張りましょう!!

 

今日もお読みいただきありがとうございました!!

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おわり